仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)が開始した「貸仮想通貨サービス」。リップルの貸出1ヶ月を終えたので、改めてメリットやデメリットも含めまとめておく。
「貸仮想通貨サービス」については下記の記事で紹介しているのでご参考まで。
【貸仮想通貨サービス】Coincheckの新サービスに早速申込み。リップルに働いてもらう!
この記事にも書いたように、リップルを実際に1ヶ月貸出してみた。
その額、20万XRP。
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結果報告
1ヶ月の貸出だと、年利2%。
なので、20万XRPを貸し出すことで下記のように328XRPが貰える予定だった。
そして貸出を終えたので、その結果の画面を貼り付けておく。
確かに予定通り、328XRPを得ることができた。めでたしめでたし!
30日間のXRP価格推移
さてここからは、メリットやデメリット、感想などを挙げて行きたい。
記事冒頭で紹介した私の記事から引用。
私の保有する20万XRPを30日間貸し出すと、30日後に328XRPが貰える。
この記事を書いている段階で1XRP=28円なので、328XRP=9184円。
1ヶ月貸出して9,184円。
悪くない。どうせしばらく売るつもりは無いのでメリットだらけだ。
そして、貸出が終わった日のXRPの金額み見ると、1XRP=19円。
328XRP=6,232円。
下がってる…。
これも、貸出期間中の価格推移を見ると納得する。この1ヶ月は、ビットコインの分裂騒動により仮想通貨全体が大暴落した月だった。
日本円換算で見ると金額が落ちている。
XRPの枚数は予定通り増えているが、ただでさえ激しい仮想通貨の価格推移なので仕方ないところだ。
コインを貸出すべき人・してはいけない人
ちょうど貸仮想通貨サービスが開始して1ヶ月程度で、このような大暴落が起きた。
貸出期間中は当然、仮想通貨を日本円に換えることはできない。今回のような暴落が起きた時、これ以上の暴落を懸念して売ってしまうということもできない。
というわけで、最後にまとめ。
コイン貸出に向いている人
まずは長期保有前提の人。金額が上がろうが下がろうが売るつもりのない人には最適だろう。
どうせ保有しておくなら貸出しておけば、確実に枚数が増えていく。
逆にいうと、貸出しておくことで感情的な動きを排除でき、狼狽売りを防げるとも言える。
コイン貸出してはいけない人
短期で売買を考えている人は使うべきではない。理由は前述した通り、売りたい時に売れないからだ。
また「現時点で含み益がほとんどない人」も避けた方が無難であることも付け加えておきたい。
目先の金額は気にしない!
長期保有が前提!
ということである程度の値下がりは覚悟していたとしても、過剰な乱高下があるのが仮想通貨であり、そんな時に「含み益が減っている人」と「損失が膨らんでいる人」では気持ちが大きく異なる。
私は幸い前者だったので気にしなかったが、貸出期間中に損失が膨らんでいくのに耐えられるだろうか?
株式投資のようにストップ安という仕組みがないので、一日で半額以下になるリスクもある。
なので「仮想通貨による含み益がほとんどない人」は、特に長期間の貸出は避けた方がいいだろう。
それでも「そんなの気にしないんだ!」という方は、期間中は売れないという長所を活かして貸出すれば良い。
貸仮想通貨サービスのリスク
以上、貸出すべき人としてはいけない人をまとめたので参考にして頂きたい。
そして、そもそもだがこの貸仮想通貨サービスは、銀行の定期預金のような仕組みでありつつも大きく異なる部分として、万が一取引所が破綻したら、元本保証が無いということを理解する必要がある。
取引所リスクというのはどうしても付いて回るのだ。
ただ、このあたりはどこまでのリスクを許容できるかであり、ハードウェアウォレットでもなんでも100%はあり得ない。
そのリスクとリターンを天秤にかけ、冷静に判断して欲しい。
私はどちらにしても一年以上は売るつもりが無いので、引き続き貸出しようかなと思っているところだ。
というわけで、これを読んで貸出に興味を持った方は、Coincheck(コインチェック)でどうぞ。