いつも記事を読んでいる、永江一石さんの面白い記事。
田舎の移住問題って色々言われてるけど、ド田舎出身の私はこう考える!
田舎に住むのは大変
田舎での生活について。
とりあえず冒頭にあるこの文章の通りだと思う。
過疎地に移住したことで有名なブロガーさんもいますが、自分のメルマガの質問にもよく「子供の環境を考えて田舎に引っ越したいが」という相談が来るが、自分はいつも「止めときなさい」と答えてます。もちろん場所にもよるが田舎は人間関係がキツい。人情があるというのは、お節介や干渉や陰口ややっかみと表裏一体。考えたら分かる。限界集落最高って言ってる人、めっちゃ叩かれるのに強い人じゃん。w
結局、人間関係が全て。
田舎に行けばいくほど、コミュニティは強くなる。
なのでそれに適応できるかどうかが重要だと思うけど、それって移住したばかりの人にはなかなかハードルが高い。
こういう客観的なデータを見ると面白いなぁ。
「全域過疎地」出身の私としては、田舎のいい面だけ見て移住するのはおススメしないなー。
思い入れがある田舎だからで住めるのであり、縁もゆかりもない田舎に住むなんて苦痛でしかなく、いろいろ不便なだけ!
たまに旅行に行くくらいが良い! https://t.co/kNAylDe388
— PANDA (@bitoff_net) 2018年2月23日
ちなみに、私の出身地を元にイメージするとこんな感じ。
・電車は4時間に一本
・小学校は1学年1クラス
・コンビニなし、信号なし
・地域の消防団に入らされる
・地域の祭りに駆り出される
もっと激しい地域もあるだろうけど。
無償の奉仕こそが田舎
祖母の葬儀で帰省した時、近所の人が役所への届けから全部やってくれた。
他人に印鑑預けるなんて、何十年もで築き上げた関係性だからできること。私もビックリした。
逆にご近所さんが亡くなったらそこまでしないといけないんだから大変だ。
もちろん地域にもよるけど、田舎のコミュニティの一例。 https://t.co/kNAylDe388— PANDA (@bitoff_net) 2018年2月23日
これは何十年も生活して築き上げた「ご近所さんとしての信頼」があってこそ。移住者を排除するような雰囲気は全くないけど、こういう「信頼」だけで成り立っている部分は難しいだろう。
もし私が実家に住んでいたら「お金を払うから何もしなくてもいい?」と聞いてしまいそうだ。
けど、そんな人は受け入れられないはずだ。
お金の問題じゃなく、葬式の手伝いも、祭りも、地域清掃も、ソフトボールも、地区別運動会も、全て「無償の奉仕」なのだ!!
思い入れのない田舎は苦痛
なぜ田舎の人はそこに住み続けているか?
それは「昔からそこに住んでいるから」でしかない。思い入れや愛着があり、知り合いが居るから。
思い入れも何もない田舎に住みたいか?
そんなの苦痛でしかないだろう。
その点、高知の山奥へ移住したイケハヤさんは、最初移住に関して読んだときは「田舎は甘くないぞ!」と思ったけど、山奥に独自のコミュニティを作ろうとしているからすごいと思う。
やるならここまでやらなきゃいけない、ということだろうな。
よっぽど大きな決心や覚悟がない限り、縁もゆかりもない田舎に移住するのはやめておいたほうがいい。
地域の消防団に半分強制的に入らされるんだぜ?
もし自分の家が火事になったら…と思ったら断れないよ?
家事が起きたら、仕事中でもなんでも駆けつけられる?
操法訓練って知ってる?休みの日に集まって練習して、大会もあるんだよ?
年末のクソ寒い中、夜中に交代で地域を見回り巡回するの知ってる?
「お金を払うから」じゃ済まない、苦痛なことが多い。
やっぱり私にとって田舎は「たまに実家に帰る」程度でいいや!!