仮想通貨愛好家の間で話題だった「ビットコインETF」。
2017年3月10日(日本時間で3/11の早朝)、残念ながら認可されなかった。
米SEC、ビットコインETFを認可せず 投資家保護が不十分として
【NQNニューヨーク=神能淳志】米証券取引委員会(SEC)は10日、仮想通貨ビットコインの上場投資信託(ETF)の認可申請を拒否したと発表した。過去のビットコインの取引記録を踏まえ、不正取引を防止し、投資家の利益を保護する設計が不十分だと判断した。
「もしこれが認可されれば、ビットコインの価値がさらに上がる」ということで、ビットコイン保有者はかなり気になっていたはずである。私も同様で、特にこの1週間は気になっていろいろ調べていた。
ビットコイン相場は、このETFを意識しての上昇、そして反発を繰り返しており、特に日本時間の3月10日夜以降の乱高下は凄まじかった。「夜〜明け方頃までに発表されるのかな」というのがTwitterをはじめとした大方の予想であり、気になって夜更かしした人もいるだろう。
私も、夜更かしまではしなかったが、寝る前まで気になって眺めていたのでここに記録しておきたい。
いきなりの暴騰に驚き
仕事を終えて帰宅したのが22時前。
ここ数日よく見るようになった、ビットコイン取引所「Zaif」の掲示板を眺めつつチャートを見る。
ここ数日の値動きはやや下がり気味の傾向だったが、この日(3月10日)はまた盛り返していたので、推移が気になりつつもお風呂へ。
改めてパソコンをチェックすると、どうやら22:20頃、13万円後半だったのが一瞬、急騰していた様子。
これを見る限り、ホント一瞬の出来事である。わずか10分で15万3000円位まで上がったようだ。私は22:30頃に見て14万5,000円くらいだったので、「承認されたのか?」と驚いた。
資産家によるマネーゲームなのか?
それからというもの画面から目が離せない。普段あまり見る事の無い、Zaifのリアルタイムな画面の動きが面白く、思わず投稿してみた。
ビットコインETF認可直前?一瞬、1万円くらい上がった!画面を見ているだけでワクワクしてくる。 pic.twitter.com/6uWNQsdkEV
— PANDA (@bitoff_net) 2017年3月10日
Macの動画スクリーンショットの撮り方を、この時はじめて知った。
さらに続く乱高下
ニュースを見ながら眺めていると、23:00頃、20BTCの売りが流れてくる。
「0.xxxBTC」の攻防戦が続いていた中でのものだったのでビックリし、思わずスクショ。
20BTCというと300万円くらいである。そこまでになると、当然このビットコインETFの動向は気になるはずだ。
っして、日付変わって3月11日、0:00。
急激に下げ始める・・・と思ったら持ちこたえる。下げる時の方が勢いがすごい。
この画像、5分おきのチャートでわずか一時間の乱高下の様子である。
そして0:30頃。
明日もあるので寝ることに。
下がって来たかなと思っていたらまた上げてきていた。
少し迷ったが、やはりビットコインは当初の「長期で保有して動向を楽しむ」という趣旨のもと、あえて逆指値なども入れず寝る。
その後、夜中に何度か目覚めてしまうので携帯でチェックするが、乱高下は続きつつも発表は何もない様子。最後に目覚めた記憶があるのは5:00あたりだろうか。
そして、ビットコインETF不認可の発表
3月11日(土)の、朝7:00頃に目覚め、Twitterをチェックしていると発見。
【速報】ビットコインETF否決により急落☂️
現在の価格¥128765(-11.2%)#coincheckhttps://t.co/wpaZHAor4F pic.twitter.com/Fg5RBUPscj— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年3月10日
そうか・・・
とはいえ思った程は下げていないようなので、とりあえずは安心。
そして、改めていろんな情報を確認。
延期ではなく、あくまで「却下」のようだ。
個人的な意見としては、2017年頭にあったチャイナショックや、つい先日もあった「出金できない」といったこともあるので、なかなか難しいのかなあと半分思いつつも、認可されればビットコインの価値が上がるだろうということで期待をしていたので残念である。
しかし、誰かも言っていたが「認可されなくても、ビットコインの機能は変わらない」ので、今回の暴落が思った程ではなかった(2017年頭の暴落を経験しているので、なおさら)ということもあり、また少しずつ金額も上がってくるのではないかと考えている。
ETF不認可による、イーサリアムへの影響・・・・?
ちなみに・・・。
いろいろ見ていて気付いたが、今回のビットコインETF不認可による暴落のタイミングで、イーサリアムと比較してみた。
ビットコインもイーサリアムも扱っている取引所「Coincheck」のチャート画像で比較する。
こちらがビットコインの5分おきチャート。
続いてこちらが同じタイミングでのイーサリアムチャート。
ビットコインが下げたタイミングで、一瞬同時に下げたように見えてそこから急騰し、ビットコインETF不認可発表前の水準から上昇してきている。
ビットコインを処分した人が、そのお金でイーサリアムを購入したのだろうか。
もちろん真相はわからないが、面白い動きだった。イーサも保有している私としては、上昇は嬉しい限りである。
ビットコインETF不認可により、今後仮想通貨界はどうなっていくのか?
引き続きウォッチして行きたい。