2017年3月31日、出勤中に携帯を眺めていてビックリした。仮想通貨の保有額を一元管理しているiPhoneアプリ「Blockfolio」を見ると、資産が急に数万円増えていたのだ。
なぜかと思ってよく見ると、リップル(XRP)が1.65円になっていた。ビットコインのように万単位ではないのでわかりにくいかもしれないが、前日は1.2円程度だったはずなので40%くらい上がっていることになる。
いろいろ調べてみると、どうやらニュースの影響のようだ。
※原因は断定できないが、タイミング的にそう考えるしかない。
そのニュースがこちら。
三菱東京UFJ銀行は来年初めから、新技術を使った海外送金サービスを始める。仮想通貨などの基盤となるブロックチェーン技術を活用し、いまは数日かかる送金がすぐ完了し、手数料も安くなる見通しだ。
技術は米ベンチャー・リップルが提供する。米バンクオブアメリカ・メリルリンチや英スタンダードチャータード銀行など海外大手6行と連携して具体的な仕組みづくりを進める。
リップル急騰の動き
そして、その後も気にしていたがグングン上昇。
ちょっと目を離した隙に2円に到達!
さらに上がっていき、昼過ぎには2.6円を突破!これには驚いた。1日で倍以上になったのだ。
その後は下がったり上がったりしているが、2円以上はキープしている。さすがにここまでくると利確する人も多いはずなので、この値動きは当然と言えば当然だ。
1日のXRP推移はこの通り。
恐ろしい上昇具合である。
2017年春の、仮想通貨を取り巻く環境
ビットコインのETF問題が終わったかと思えば、ハードフォークの可能性が現実味を帯びてきて、そうすると各取引所が声明を発表してBTU陣営が不利か?と騒がれているここ数日。
そして4月1日から施行される改正資金決済法(仮想通貨法)を控え、各取引所が本人確認の動きを開始。4月以降の各通貨の動きにも要注目である。
そんな中でのリップル高騰。
これも数日後にどうなっているかはわからないので、もしかしたら「あの日売っておけばよかった」となるかもしれないし、先日のイーサリアム高騰の時のように、乱高下しながらも水準が高くなっているかもしれない。
未整備だった法律がだんだん実体に追いついてきて、さまざまな外的要因、内的要因により今後は全く見えない。だからこそ面白い。
我々はなぜ仮想通貨を買うのか?
友人が仮想通貨に興味を示しており、先日取引所にアカウントを作ったらしいのでいろいろ話した。
まず重要なのは、なぜ仮想通貨を買おうとしているのか?である。
私の理由としては
1.宝くじ感覚の、投機的な欲求
2.ブロックチェーンをはじめとした最新テクノロジーに興味がある
この2つであり、「1」が8割、「2」が残り2割程度だ。
友人も同じような考えだった。
こういう人が一番多いのではないかと勝手に思っている。少なくともこのブログを読んでくれている人に関しては。
かつてのビットコイン長者の話ほど極端じゃなくても、数百万、数千万の利益になるだけでもすごいことだ。しかし、100%そういう欲求であればギャンブルでも何でもいいはずである。
それがなぜ仮想通貨なのかというと、世の中でまだあまり知られていない「今後普及するであろう最新テクノロジー」という点に惹かれているからに他ならない。
もちろん仮想通貨を買わなくても知識を得ることはできるが、株と一緒で「理解するには買うのが一番手っ取り早い」と思う。
投機は「上昇額」ではなく「上昇率」
仮想通貨にもいろいろ種類があるが、ではその中でどれを買えばよいのか?もちろん「今後上がりそうなもの」なのだが、特定の通貨に興味があればそれに資金を集中するのも良いだろう。
ただし、重要なのは「現状のレート」ではなく、「上がりシロ」である。
もっと言うと、上昇額ではなく「上昇率」が重要だ。
ビットコインは約11万円、リップルは約2円。
1単位あたりが極端に違うこの二つで比較をすると、ビットコインがここから倍(22万円)になるのと、リップルがここから倍(4円)になるのとどちらが可能性が高いか(または早いか)を比べると、明らかに後者だと感じるだろう。
確かにビットコインが10%上がるだけで1万円の上昇なので強烈に感じるかもしれないが、我々が購入する時は単位あたりの金額ではなく、あくまで「投資額」で判断する。
要するに、10万円を投資するとして、「ビットコインなら0,909BTC購入できる」「リップルなら5万XRP購入できる」という考え方だ。
そう考えると、リップルを5万XRP購入する方が、夢がある。
もちろん安いものが全ていいとは限らないので、いろいろ調べて個人的な興味も含めた上で、現時点で私はリップルを10万XRP、そしてNEMを10万XEM保有している。今回のリップル高騰により、1日で資産は10万円以上増えた。しかしここは利確せずにホールドしさらに上がることを期待している。
※一応断っておくが、ビットコインよりもリップルやNEMの方が上がりやすい、と断言しているわけではなく、あくまで数字遊び的に「上がりやすそう」というだけなのでご注意頂きたい。当然のことだが、上がりやすいということは「下がりやすい」ということでもあり、そのリスクは十分理解頂きたいと思う。