仮想通貨取引歴はまだ1年程度だが、2017年に入ってから仮想通貨に手を出したという方も多いので、ちょっとしたアドバイスを。「たかだか1年で偉そうに!」と思うだろうけど仕方ない。
保有している人も多いであろう、NEM(XEM)。
2017年1月から10月中旬のチャートがこれだ。
1XEM=0.7円あたりだったのが、4月〜5月にかけてのこの上昇である。これは実際に保有した上で体感したので凄かった。
そして現在もいろんな好材料が出揃いかけているので、ここからどう値動きするか楽しみな人も多いはず。
そんなNEMについて、これだけは書いておきたい。
「NEMは、CoincheckではなくZaif(ザイフ)で買うべき!!」
同じNEMでもZaifの方が安いのだ。
これが結論。
理由が知りたい人はこの先を読んで欲しい。
CoincheckとZaifの売買金額比較
なぜ同じ「NEM」でも金額が違うのか?
同じタイミングで比較してみた。
CoincheckでNEMを買うには、この時点で1XEM=23.992円。
これと同じタイミングで、CoincheckでNEMを売る場合、1XEM=22.372円。
この時、Zaifを見てみると・・・金額がズラっと並んでおり、その横にあるのが注文を出されているXEMの数。
オレンジの四角で囲んでいるところがちょうど境目。
売り気配で見ると1XEM=23.3799円。
買い気配で見ると1XEM=23.36円。
この時点で23.3799円以上の買い注文を出せば、即購入できる。この金額で12184.2XEMが売りに出ているので、これが消化されるとその上の23.38円に上がるという考え方。
売値と買値の差はなぜ生まれるのか?
この瞬間の、CoincheckとZaifにおけるNEMの金額を、単価の高い順に並べてみると面白い。
23.9920円 ←Coincheckで買う場合
23.3799円 ←Zaifで買う場合
23.3600円 ←Zaifで売る場合
22.3720円 ←Coincheckで売る場合
見事なまでに、Zaifで買う方が安いし、Zaifで売る方が高い。
売値と買値の差額が取引所の利益だとすると、Coincheck儲けてるなー、と思うだろう。
なぜここまで差が出るのか?
それは、ZaifではNEMの板取引機能を提供しており(=取引所)、CoincheckのNEMは販売所で扱っているからである。取引所と販売所の比較については下記の記事を参照。
仮想通貨取引所と販売所の違い、わかる? どっちが安く買えるの? 違いを解説
この売値と買値の差を「スプレッド」と呼ぶ。
取引所に比べ販売所のスプレッドは当然、大きくなる。タイミングによって異なるが、基本的にコストだけで見れば、NEMはZaifで買った方がお得というのはわかるだろう。
ただ、板とか指値とか細かい事を気にせずに、表示された価格で購入できるのがCoincheck販売所の魅力。ほとんどの人はどちらもアカウント登録していると思うので、うまく使い分けることをお勧めする。