仮想通貨取引所・ビットバンクが、「仮想通貨を貸して増やす」サービスを、2018年4月から開始するというリリースがあった。
レンディングで手持ちのコインを増やしたいという人は、今のうちにbitbankのアカウント開設手続きをしておくことをオススメする。
Coinchekの貸仮想通貨サービス
国内取引所の貸仮想通貨サービス(レンディング)といえば、Coincheckが行っている。
私も以前は貸出していた。
(参考)Coincheckの貸仮想通貨サービスで20万XRPを1ヶ月貸出完了
Coincheckのレンディングは、貸出期間が選べるというのがよかったのだが、NEM盗難事件以降は新規貸出停止中。
なので現状、国内取引所でレンディングサービスを新規で申し込める取引所はないということ。
なのでこのニュースには俄然、注目が集まる。
bitbankのレンディングは「1年」のみ
ビットバンクのサイトにはこのようにある。
「仮想通貨を貸して増やす」とは、ビットバンクとお客様が仮想通貨貸借取引契約を締結し、最大5%の料率(利用料)を乗じた仮想通貨を、1年後に受け取ることができるサービスです。当該期間の満了日を迎えると、募集月ごとにお客様が貸し出した仮想通貨に、当社所定の利用料を加算してお客様の口座にお返しします。
Coincheckは14日から365日まで期間が選べたが、bitbankの場合はとりあえず「1年」という期間のみ。
そして開始時は、ビットコイン(BTC)のみ。
XRP,LTC,MONA,ETH,BCHについては後日、対応予定だそう。
BTCのレンディング利率は、貸出数量が多いほど上がるようだ。
1BTC〜 3%
5BTC〜 4%
10BTC〜 5%
BTC10枚を預けておけば、1年後には0.5BTCがもらえるということ。
これは魅力的。
レンディングは資金分別管理の対象外
Coincheckの時もそうだったけど、これだけ読むとメリットだらけに思える。
けど、レンディングにはリスクがつきもの。
リスクの説明として、このような記載がある。
・本サービスは預金に類似する商品ではなく、また預金保険の対象にもなりません。
・本サービスを利用するにあたり、仮想通貨の価格は常に変動しているため、お客様が貸し出した仮想通貨は常に価格変動等のリスクがあります。貸出時よりも仮想通貨の価格が下落することにより、損失を被る可能性があります。
・本契約は消費貸借契約であり、当社が破たんする、ブロックチェーンに致命的なバグが見つかるなどした場合、お客様が貸し出した仮想通貨が返却されないリスクがあります。
・お客様が貸し出した仮想通貨は、原則として予め定められた貸出期間を経過するまでロックされます。したがって、貸出期間が満了するか、当社が返却する場合を除き、売却や送付を行うことができません。
・本サービスは、資金決済法上の仮想通貨交換業に該当するものではありません。そのため、当社がお客様より借り入れた仮想通貨は分別管理の対象にはなりません。
・当社は、対象仮想通貨市場における相場の急変、本サービスに関するシステム異常、本サービスに関する法改正等のやむをえない事情があるときは、当社の判断で一時的に個別取引を停止することがありますので、あらかじめご了承ください。
Coincheckの事件以降、「取引所に長期保管するリスク」についてよく耳にするようになった。
けど、レンディングのリスクはこの「取引所リスク」だけではない。
顧客から預かった仮想通貨の分別管理は仮想通貨取引所の基本だが、レンディングについては上記にあるように、資金決済法は関係なく、分別管理の対象ではないという。
要するに、取引所に保管している状態以上に、リスクがあるということ。
これはしっかり理解しておく必要がある。
申し込みはお早めに
レンディングに興味がある人は、リスクをしっかり把握しておくべき。
後から何かあっても遅い。
長期保有予定の人は、ウォレットに入れておくというのも一つのやり方。
だけど、せっかくだったらこの貸出サービスを上手く使って、手持ちのビットコイン枚数を増やしたいものだ。
bitbankユーザーの方は、このサービスが4月にスタートしたら申し込むことができる。
まだbitbankユーザーではなく、レンディングを検討している人!
今のうちにbitbankに新規ユーザー登録を申し込みしておいた方がいいだろう。
(時期にもよるけど書類審査に日数を要するはずなので)
というわけで、ビットバンクの詳細、および新規申し込みははこちらからどうぞ。