2018年1月の、Coincheckハッキング被害。
そして9月の、Zaifのハッキング被害。
仮想通貨取引所のセキュリティ。
重要な課題です。。
安心して預けられる取引所もありますが(こちらの記事参照)、やはり長期的に保有しておくのであれば、ハードウェアウォレットを使って自分で守るベき!
ハードウェアウォレットというのは、その名の通り、ハードウェア型のウォレットです。
例えば有名なのはTREZORや、LedgerNanoSといったあたり。
バソコンのUSB端子に刺す、ハードウェアタイプのものです。
何だか難しそうに見えるかも知れませんが、そんなことはありません。導入してみたいけどよくわからないという人のために、簡単にこの記事で説明します。
ハードウェアウォレットの仕組み
まずは一番勘違いする人が多い部分について。
ハードウェアウォレットは、そのハードウェア自体にウォレットが入っているわけではありません!
ウォレット自体はネットワーク上にあります。
細かい説明はややこしいので省きますが、そのウォレットにアクセスするためにはハードウェアをPCに刺さなければならない仕組みとなっており、それでハッキングを防いでいるのです。
ちなみに、ハードウェアウォレットを紛失したり壊したりしても、新たな端末を用意した上で復元用のワードを入れることで、アクセス可能となりますのでご心配なく。
なので、万が一に備えて同じ機種を2台仕入れておくことをオススメします。
LedgerNanoSを愛用中
私は、LedgerNanoSを使っています。メイン用とサブ用の2台を保有しており、どちらも同じ設定にしています。
導入方法は過去の記事へ
→資産は自分で守る!ハードウェアウォレット・LedgerNanoSを導入。操作は意外と簡単だった。
対応しているコインの種類もたくさんあります。
公式サイトにあった画像を。
2017年末頃から、XRPのウォレットにも対応を開始しました。
操作方法も、慣れれば簡単。
非常に人気の商品で、一時期品切れがすごかったですが今は普通に買えるみたいですね。
さらに用途が広いTREZOR
ハードウェアウォレットの代表的な商品である、TREZOR。
私は前述の「LedgerNanoS」を使っているのですが、このTREZORは対応コインが非常に多い!
Bitcoin (BTC), Litecoin (LTC), Dash (DASH), Zcash (ZEC), Bitcoin Cash (BCH), Bitcoin Gold (BTG), Ethereum (ETH), Ethereum Classic (ETC), NEM (XEM), Monacoin (MONA), Lisk (LSK), ERC20準拠イーサリアムトークン各種 他500通貨以上
このように記載されています。
その他コインについても網羅されているのでご確認を。
日本で人気のコインで言えば、NEM・モナーコイン・Liskといったあたりが、LedgerNanoSで対応していないものとなります。この辺りを保管したい場合はTREZORですね。
セキュリティ対策として導入を
法定通貨(日本円など)であれば、セキュリティなんか気にしたこともないでしょう。
銀行に預けておけば、基本的には大丈夫です。
それに比べ仮想通貨は、結局自分で守るしかありません。銀行ばりにしっかり守ってくれる取引所ができればいいのですが、今はハードウェアウォレットを使うのが一番安全です。
とりあえず2種類を紹介しましたが、万が一のリスクを考えたら、1万円ちょっとでハードウェアウォレットが買えるのだから安いものでしょう。とりあえず長期保有分については検討してみてはいかがでしょうか。
<今回紹介したハードウェアウォレット>
・LedgerNanoS
・TREZOR