仮想通貨価格の下落が続いている。
悲観的になったり、狼狽する人も多いだろう。
まあ、いい時もあれば悪い時もあるのでそれは仕方ないのだけど、先日このツイートをしたので記録しておく。
NEM16円。XRP52円。
下落がすごいことになってる。年始の上げ相場の時にトレードで利益を出しているけど、今は含み損になっているという人!
今のうちに損切りして利益をプラマイゼロにしておいた方がいいですよ!含み損のまま塩漬け放置もいいですが、利益に対して税金がかかるので要注意!
— PANDA (@bitoff_net) 2018年6月25日
仮想通貨の現物取引しかしていない人は、今持っている仮想通貨は「含み損」の状態の人が多いだろう。
だからこそ、「トレードでは利益を出しているけど今は含み損」という人は、今のうちに損切りしておいたほうがいいよ、ということを声を大にして言いたい!
一応、昨年の相場を経験して税金もしっかり払った立場として、参考になればと。
仮想通貨に係る税金のカラクリ
昨年末に書いたこの記事。
改めて紹介したい。
仮想通貨税金問題/今年のトレード利益をもし来年食い潰したら、今年の所得税+来年のマイナスで悲惨なことに!?
・今年100万円でスタートし、トレードにより2000万円にまで増やした。
・年末に暴落で2千万円が500万円にまで減ったら「今年の利益が減った」で済む
・年をまたいで暴落した場合、今年の所得税を払った上で来年大損失だから年またぎというのは非常に注意すべきである。
この記事を書いた2017年12月は、まさにイケイケの上げ相場だったので、「万が一こんなことが起きたら」みたいなニュアンスで書いたのだけど…
2017年の税金で泣いている人!
その上で、こちらのチャートをご覧いただきたい。
今年2018年の1月1日から6月23日までの、BTC/JPYチャート。
1日単位でローソク足が表示されている。
年末から上昇し続けたビットコインは1月7日あたりでピークを迎え(200万円超え)、その後急下降からのCoincheck事件でとどめを刺され、その後停滞を続けている。チャートを見るとよくわかる。
一番悲惨なのは、2017年にトレードで利益を出し、その後年が明けて暴落して資産が減ってしまった人。2017年の税金を払った上で、日本円に変えていなくて大暴落に巻き込まれている人。
100万円投資したのが50万円に下がって、しかも昨年トレードした分の税金を取られた、みたいな人がたくさんいるはずだ。
トレード履歴はつけた方がいい。
私は昨年秋に全部利確してから、11月に再度参入した。
と言っても額としては微々たるもの。
それ以降のトレードについては全てExcelに記録して管理しているのでよくわかるのだが、年明けに色々トレードしたこともあり、2018年のトレードの収支はかなりプラスとなっているけど、その後暴落して今に至るので、投資額に対する評価額としてはマイナスという状態である。
このまま年を越してしまうと、トレードでプラスになった分の税金を払わなければならない。赤字なのに!
それもアホらしいということで、今持っているXEMやXRPの一部を売却した。
売却することでマイナスを出し、年始に出ていた利益と合わせてややマイナスという状態に調整したところ。
これで、もしこのまま年末まで何もしなかった場合、仮想通貨トレードに係る税金は不要となる。その時に保有する仮想通貨の保有資産が上がっていても下がっていても関係ない。
リアルタイムでトレード記録をつけている人は少数だと思うけど、これやっておいた方がいいと思うなあ。暴落により赤字なのに帳簿上は利益が出ているので税金を払うというアホらしいことにならないように、確認をオススメする。