仮想通貨取引所の「GMOコイン」が、貸仮想通貨サービスを開始。
申し込み単位などに制限があったりするのも、とりあえずの実験的なものだからだろう。とりあえず様子を見ながら改善していくんだろうと思うけど、とりあえず概要のみ紹介しておく。
貸出コインはアルトコイン4つ
GMOコインで貸出を行うのは、以下の4種類のコインである。
– 対象通貨
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
リップル(XRP)
ビットコインがないのが意外。
ちなみに競合他社で見ると、Coincheckは取り扱いのある全てのコインを貸出できたけど、現在新規受付停止中。
Bitbankも同様のサービスをスタートしたけど、現状はビットコインのみ対応となっている状態。
申込単位が大きすぎる
一番気になったのはこれ。
貸仮想通貨の申し込める単位が、大きい。
– 申込単位
イーサリアム:100 ETH
ビットコインキャッシュ:50 BCH
ライトコイン:300 LTC
リップル:100,000 XRP
計算してみればわかるけど、どのコインも数百万円以上じゃないと貸出できない。
これ、なかなか使える人いないだろう。
おそらく、実験的スタートだから、人数を絞ってテストする意味でこうしているのだろう。
早くこの単位縛りを外してほしいなあ。
で、どれだけ増えるの?
一番知りたいのがこれ。
結局、貸すことによってどれだけメリットがあるのか?
というわけで引用。
– 貸借料
【イーサリアム】
100 ETHにつき、2.04109589 ETH
※5%/年(税込)に相当(小数点第8位未満は切り捨て)します。【ビットコインキャッシュ】
50 BCHにつき、1.02054794 BCH
※5%/年(税込)に相当(小数点第8位未満は切り捨て)します。【ライトコイン】
300 LTCにつき、6.12328767 LTC
※5%/年(税込)に相当(小数点第8位未満は切り捨て)します。【リップル】
100,000 XRPにつき、2,041.0958 XRP
※5%/年(税込)に相当(小数点第4位未満は切り捨て)します。
年利5%で共通。
満期は150日。なので5ヶ月ということか。
Coincheckが365日で5%だったので、この部分に関していうとGMOコインの方が利率はいい。
ネックは「貸出単位」のみ
GMOコインの貸仮想通貨についてざっと紹介した。
Coincheckの貸仮想通貨サービスが新規受付停止となっているので、検討している人も多いだろう。
仮想通貨の貸出サービスは資金決済法に基づくものではないので、取引所に万が一のことがあった場合に返還されない可能性がある。GMOグループなのでその辺りは安心と思っている人も多いだろうけど、1月にはCoincheckの事件もあったばかりなので、リスクがゼロとは言えない。
その辺りを考慮するとやはり、貸出単位が大きいのがどうしてもネックかな。
まあ、個人的な予想ではそのうち単位制限も撤廃されるだろうから、そうなると「5ヶ月で年利5%」というのは大きな魅力だと思う。
そうなった時に使えるように、アカウント登録を進めておくのも良いかも?
「GMOコイン」の詳細はこちらから。