銀行の自動貸金庫で、仮想通貨のハードウェアウォレットとリカバリーフレーズを管理する!

Coincheck事件は、仮想通貨管理の重要さを改めて知らしめる結果となった。

それ以降、私もハードウェアウォレットでの管理を始めた。
以前購入したまま放置していたLedger NanoSを引っ張り出してきたのだが、そうなると今度はLedgerNanoSの管理が重要になってくる。

そこで先日、銀行の貸金庫を契約した。
経緯はこちらの記事を参照。
【終活】仮想通貨のハードウェアウォレットを銀行の貸金庫で管理する(準備編)

なぜ貸金庫に保管するのか?

理由としては、この2つに対してのリスクヘッジ。

・自宅に何かあった場合(火事、盗難等)
・私に何かあった場合(死亡等)

LedgerNanoSを2本保有しているので、2本とも同じリカバリーフレーズで設定し、使えるようにした。

1本は、私が普段使うためのもの。
ちなみにリカバリーフレーズを書いたメモは、自宅には置かない。

そして、もう1本のLedgerNanoSと、リカバリフレーズを書いたメモを貸金庫にて管理する。
これで、自宅が火事になって全焼しても大丈夫。

リカバリーフレーズを書いたメモさえあれば復元できるし、LedgerNanoS本体もあれば手っ取り早い。

また、私に何かあった場合にも、妻がコインを取り出すことができる。ちょっとした遺産だ。

ちなみに貸金庫で保管しつつも、自宅にあるLedgerNanoSで私はウォレットにアクセスできるので、普段利用での入金や出金には影響は無い。

ATMのように便利!貸金庫を使ってみた

というわけで早速銀行へ。
保管用のLedgerNanoSと、リカバリーフレーズのメモを用意。

ちなみにLedgerNanoSを1本しか持っていない人は、リカバリーフレーズのメモだけ金庫に入れれば良い。私は2本持っているので、何かあってもすぐ使えるように1本を金庫用にしている。

契約したのは自動金庫というタイプ
営業時間外でもATMの要領で金庫が使えると聞いていたのだが、はじめてのことなのでワクワク。

ATMの横に金庫の入り口があった。

カードを通して入場し、席があるので着席。
ドアが自動で閉まる。

カードを入れ、目の前のパネルで操作する。

目の前に、私の金庫が運ばれて来たようだ。

持参したカギで開けてみる。
そして、LedgerNanoSを入れた!

用事が終われば、金庫を閉めるだけ。

なるほど。
これは簡単だし、ATMが開いている時間であれば取り出し可能なので便利だなー。

ちなみに、自動金庫は私が使っている銀行でも一部の支店のみだった。

万が一に備えて準備をする

妻にも、貸金庫のこととLedgerNanoSのPINコードは伝えた。

あとは近日中に、各取引所やASPなどのURLとパスワードをExcelにまとめ、USBメモリに保存し、一緒に貸金庫に入れる予定。

これも同じく、私に何かあった時のためだ。

あとそういえば、LedgerNanoSからコインを取り出す方法も、何かにまとめておかないとなー。
妻が自力でネットで調べて取り出すのはなかなか難しそうなので…

このように貸金庫を使うことで、仮想通貨のセキュリティ向上はもちろん、あなたの身に何かあった場合にも大切な人が困ることはないだろう。

しかもそこから取り出した仮想通貨が、あなたに掛けられた生命保険の何倍もの額だったら…孫の代にまで語り継がれるかもしれない(笑)

というわけで、これでとりあえずは、明日私が不慮の事故にあっても大丈夫だ!