サラリーマンは少額でもいいので資産運用すべきと、このブログで何度か述べています。
100万円を銀行に預けていても、いつまで経っで100万円のままだからというのが、大きな理由ですね。
これ、意味わかりますか?
物価の変動により、結果的に100万円の相対的な価値が下がるということですが、物価の変動は急激なものではないのでピンと来ないかもしれません。
物価の変遷に関するちょうどいいページがあったので、参考にしてみます。
20年前、40年前の物価と比較
今回参考にするのはこちら→明治~平成 値段史
さまざまな商品やサービスの、5年ごとの価格推移をまとめています。ここを参考に、1975年→1995年→2015年の順に金額を並べてみます。
ハガキ 10円→50円→52円
※そして今は62円。
タクシー初乗り 280円→650円→730円
新聞購読 1700円→3850円→4037円
電気料金基本 600円→780円→842円
少年サンデー 130円→200円→270円
皆さんに馴染みがあり、特に上昇推移がわかりやすいものだけをピックアップしました。
もちろん、物価上昇以外の要因(貿易関連など)で20年前より下がっているものもありますが、ほとんどのものがジワジワ上がっています。
現金を持っていても価値は目減りする
ちなみに、この40年間で国家予算も給与所得も上昇しているので、物価が上がるのは当然のことですが、冒頭にお話した「現金は価値が目減りする」という部分を考えてみます。
先ほど抜粋したもので見ると、40年前には270円あれば2冊買えた少年サンデーが、物価が上がって1冊しか買えなくなりました。
100万円をずっと現金で持ち続けていたとすると、給与所得者年収が203万円だった40年前の100万円と、給与所得者年収420万円となった2015年の100万円。
同じ100万円でも、価値が目減りしているのがわかるはずです。
景気に左右される資産を持て!
紹介したページに、株価推移も記載されていました。
日経平均 4359円→19868円→19034円
1995年から2015年で微減していますが、ご存知の通りその後上昇し、2018年は2万円を超えている状態です。
例えば日経平均に連動する投資信託(というのが40年前にあったのかは知りませんが)を積立しておけば、世の中の物価上昇の波に乗れたのかもしれません。
ただしその場合、バブル崩壊やリーマンショックなどの影響をモロに受けます。世の中の景気や情勢に左右される資産であることは要注意。
現に、銀座の土地は20倍の価格になっていますが、米ドルは3分の1になっていたりするので、どこへ投資するかという判断は必要です。
そう考えると、いくつかの投資商品をバランスよく配分して少額ずつ積立投資するのが、一番無難なのではないでしょうか?
というわけで税金面で控除を受けながらオトクに投資信託積立ができるつみたてNISAや確定拠出年金、またロボアドバイザーによる国際分散投資ができるサービスなど、私が実際に運用している内訳も含めまとめた記事を、よろしければどうぞ。